CSP+/装置用CSP+
CSP+
CSP+とはControl&Communication System Profile Plusの略で、CC-Linkファミリー対応機器の立ち上げ、運用・保守のために必要な情報(ネットワークパラメータの情報やメモリマップ等)が記述されているプロファイルです。CSP+はプロファイル仕様を統合したため、CC-Linkファミリー全てのプロトコルが同一書式で記述可能です。また、CSP+の使用により、CC-Linkファミリー採用ユーザー様が、同一エンジニアリングツールで各機種のパラメータを簡単に設定することができます。
1. 機能の複雑化
以前は、設定の少ない単機能の製品が主流でしたが、近年、複雑な設定や制御が可能な高機能な製品が増加してきております。
2. エンジニアリングツールの用途の多様化
製品の入出力やパラメータの設定のみではなく、診断やエネルギー管理など、エンジニアリングツールの使用目的が多様化してきております。
3. ネットワークの多様化
CC-Linkに加え、CC-Link IE フィールドネットワーク、SLMPなど、各種製品をネットワーク接続するためのプロトコルも多様化してきております。
このような背景のもと、CC-Linkファミリー対応機器のためのプロファイル仕様として、CSP+(シーエスピープラス)を新たに定義致します。
<CSP+適用イメージ>
装置用CSP+
2017年11月にOPC UAと装置用CSP+のコンパニオン仕様を発表しました。
既存のCSP+デバイスプロファイル技術を拡張し、エッジプロセシング機器への接続を通すことにより、全ての機器や生産ラインへ適用が可能となります。
このことにより、製造現場の装置とITシステム間のインターフェース統一が可能となり、高度な生産を目指すスマート工場の実現に必要であるエンジニアリングコストの削減にもつながります。
装置用CSP+の概要
装置用CSP+は、XML形式ファイルで表現され、表現対象とする装置に関して以下の情報を保有します。
- 装置のスペックに関する情報
- アプリケーションソフトウェア向けに公開する装置の情報(装置情報)
- 装置から取得するデータとその取得方法に関する情報(装置データ)
- 装置情報と装置データの紐付け情報
<装置用CSP+とOPC UAサーバへの適用イメージ>