CC-Link IE
CC-Link IEとは
- 1.生産現場だけでなく、情報系を含めた生産システム全体の最適化(垂直結合)を実現します。
- 2.情報系から生産現場までをシームレスにつなぐ、Ethernetベースの統合オープンネットワークです。
- 3.産業用リアルタイムEthernet技術を投入した、超高速、大容量のネットワークです。
- 4.新たにTSN(Time Sensitive Networking)技術を適用、進化を続けるネットワークです。
CC-Link IEの特長
大容量の情報通信とリアルタイムな制御通信を両立
- 1.高速 大容量通信 (1Gbps)
品質データやトレーサビリティ情報の同時送信時にも安定した高速制御を実現 - 2.安全制御、モーション制御の統合
一般制御、安全制御、モーション制御を One Network で実現。 - 3.簡単通信プログラミング
ネットワーク型共有メモリの読み書きだけで通信OK - 4.簡単システム構築とメインテナンス
市販のEthernet標準機器をフル活用、ネットワーク診断機能で異常検出が容易 - 5.敷設配線
スター型、ライン型、スター・ライン混在型、リング型のネットワークを空きポートに ケーブルを接続するだけで構築可 - 6.柔軟なIoTシステム構築
時分割の通信方式として、Ethernet通信技術TSNを採用。制御通信のリアルタイム性を確保しながら、IP通信による末端機器からの情報通信が可能に
CC-Link IEのご紹介
高速・大容量通信
1Gbpsの通信帯域に安定した制御周期を実現
1Gbpsの通信帯域をI/O制御用のサイクリック通信とトレーサビリティや機器の診断データを収集するトランジェント通信用に分けて確保します。データサイズの大きいトランジェント通信をたくさん利用しても、サイクリック通信に影響を与えず、安定した制御周期が保てます。
高速通信による生産効率の向上
1Gbpsの通信能力により、フィールド機器の高速制御と設備間の高速連携が可能。生産効率(タクトタイム)を短縮できます。
安全制御
安全信号をネットワークで共有し、工程間で連携
生産ラインの各工程単位に安全PLCを配置し、CC-Link IE フィールドネットワークで接続(安全通信機能を利用)することにより、一つの工程での安全停止に連携して、その前後の工程を安全に停止できます。
モーション制御
サーボアンプなど、デバイス局における同期が可能
コントローラ・サーボアンプの制御周期と同期した、デバイス局における定周期同期通信が可能です。
簡単通信プログラミング
コネクション設定不要でネットワークシステムを簡単構築
パラメータ設定と、メモリに読み書きするプログラミングのみで、データの送受信が簡単に実現できます。
簡単システム構築とメインテナンス
世界標準の技術を活用
世界で広く使われるイーサネットベースのネットワーク。ケーブル、コネクタなど、入手性のよいEthernet標準の機材を活用することで、ネットワーク構築のコストを削減できます。
- Ethernetケーブル(カテゴリ5e)
- スイッチング HUB(1Gbps対応)
ネットワーク診断
伝送フレームフォーマットに、フレーム部と転送データ部にエラーチェックコードを追加。ケーブル故障によりフレームデータが壊れた場合の不良箇所の検出を簡単化しました。
ネットワーク診断機能の応用
トラブル発生時にエンジニアリングツールでネットワークの異常箇所をすぐに特定できるので、ダウンタイムを短縮できます。
用途に応じて自由にネットワークを構築できる
スター型、ライン型、スター・ライン混在型、リング型のネットワークを空きポートにケーブルを接続するだけで構築できます。
柔軟なIoTシステム構築
時分割の通信方式として、Ethernet通信技術TSNを採用
時分割の通信方式としてEthernet通信技術「TSN(Time Sensitive Networking)」を採用し、制御通信のリアルタイム性を確保しながら、IP通信による端末機器からの情報収集を可能にしました。
- CC-Link協会
会員専用サイト