Use Cases
複数ロボットコントロールシステム
CC-Link導入によるシンプル化で低コストシステムを実現
システム構成
高機能を必要としない、複数のロボットシステムのコントロールは、CC-Linkを使いネットワーク制御すれば、低価格のシステムを構築できる。 特にコンベアライン上を流れる制御対象物を同期しながら加工する場合は、ロボットコントローラがネットワークを介して集中制御するので、システムがシンプルになる。 この実施例では、他メーカ異機種を使用するフロア・ネットワークとしてCC-Linkを使用する。また、ロボットシステムのシステム内ネットワークとしても、高速通信可能なCC-Linkを使用する。
効果
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- 広範囲なネットワークを構築したい。
- フロア・ネットワークのCC-Linkには伝送速度625Kbpsを使い、伝送距離900mの広範囲ネットワークを実現する。
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- サーボコントローラとロボットコントローラをリアルタイム制御したい。
- システム内のロボットシステム・ネットワークのCC-Linkには伝送速度10Mbpsを使い、ロボットの高速制御を実現する。各サーボコントローラとロボットコントローラ間は、トランジェント伝送を使用するので、高速IO制御の伝送に影響なくリアルタイム制御を実現できる。
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- システムの繰り返し精度を高くしたい。
- IO伝送は高速伝送で、しかもサイクリック伝送なので、繰り返し精度が高いシステムを構築できる。
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- 操作やメンテナンスの方法の標準化を進めたい。
- フロア・ネットワークとシステム内ネットワークが同一のCC-Linkで統一できるので、操作性、メンテ性などの標準化がはかれる。
資料提供:CLPA 錦戸顧問